指針値の240倍の1万2千ナノグラムを検出
2024年9月18日、国の暫定目標値を大きく上回るニュースが発表されました。
さいたま市18日、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)について、市内を流れる藤右衛門川(とうえもん)やそこにつながる雨水幹線で測ったところ、国の暫定指針値の240倍を観測する地点があったと発表した。
PFASとは?
- PFAS(ピーファス)とは工業的に作られる有機フッ素化合物の総称です。1万種類以上あると言われています。
- 体内に蓄積するとがんの発症や胎児への発達異常を引き起こすおそれがあると言われています。
- フォーエバーケミカル(永遠の化学物質)と呼ばれ、自然界でほとんど分解されず、人体や環境中に残ります。
※PFAS公害の詳細についてはこちら↓
【水道水が危険】PFASって?PFOS・PFOAって?…永遠の化学物質
さいたま市の水道水は大丈夫?
では、周辺地域の水道水は大丈夫なのでしょうか??
市ではこの度の高濃度のPFOS及びPFOAが検出を受けて、市では、藤右衛門川上流部にある、東浦和浄水場及び北浦和浄水場の水と水源に使われる深井戸の水について、臨時の検査を実施し、
臨時検査の結果は、東浦和浄水場及び北浦和浄水場の水と水源に使われる深井戸の水について、国暫定目標値を下回っています。
と発表しています。
また、下記のような情報もあります。
流域で水道水として取水は行われておらず、周辺にある水道局の浄水場でも検出されていないことなどから健康への影響はないと考えられるとしています。
周辺住民にとっては心強い情報ですね!!
原因は?
さいたま市は、関係機関と連携して原因特定に向け調査を継続するとの事です。
早く解明されて安心できるといいですね。
心配な人の「対応策」
とは言え心配という方もいるかと思います。おすすめの対応策は…!?
浄水型ウォーターサーバー(PFAS対応)です。
- 自宅の水道水を浄水するので量を気にせず使えるコスパの良さ
- 熱湯から冷水まですぐに使える利便性
- 手間が少ない
他にも、ウォーターボトルを交換するタイプもありますが、配送・ボトル入れ替えの手間がかかることと、浄水型と比較し使える量が限られるため、飲用水・お料理などにガンガン使いたい人には不向きです。
市販のミネラルウォーターを利用している方も多いかと思いますが、2024年7月には市販のミネラルウォーターより高濃度のPFASが検出されたというニュースも話題になりました。
市販のミネラルウォーターはPFAS検査結果や数値を公表していないメーカーが多いため、注意してください!
今後、おすすめのウォーターサーバーを詳しく解説した記事も発信しますのでお楽しみに!