水道水に含まれる、PFAS以外の成分・リスクとは?

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水道水に含まれる脅威:PFAS以外のリスクとは

私たちが日常的に使う水道水は、一般的に安全とされています。

しかし、近年問題視されているPFAS(ピーファス)や、それ以外にも人体に悪影響を及ぼす可能性のある有害物質が含まれることが指摘されています。

これらの物質は長期間摂取することで健康に影響を与える可能性があり、無視できません。

ここでは、PFAS以外の代表的な有害物質やその影響、そして私たちができる対策について解説します。

PFASリスクについては【水道水が危険】PFASって?PFOS・PFOAって?…永遠の化学物質をお読みください。

代表的な成分・そのリスク

遊離残留塩素

  • 役割: 水道水の殺菌・消毒に用いられ、病原菌や微生物の増殖を抑制します。
  • リスク: 過剰な残留塩素はトリハロメタンなどの発がん性物質を生成する原因となり、肌や髪に刺激を与える場合があります。

カビ臭(2-MIB)

  • 役割: 藻類や微生物の活動により生成され、水道水に異臭をもたらす原因となります。
  • リスク: 健康への直接の影響は少ないとされていますが、不快な味や臭いが水道水の利用に支障を与える可能性があります。

ブロモホルム

  • 役割: 塩素消毒により生成される副生成物の一つです。
  • リスク: 発がん性が指摘されており、長期的な摂取で健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

濁り

  • 役割: 土壌や配管内の粒子が水中に浮遊している状態を指し、微生物や微細な物質の存在を示すこともあります。
  • リスク: 見た目の問題だけでなく、病原菌や有害物質が存在する可能性を示唆することもあります。

農薬(CAT)

  • 役割: 農業用地からの流出によって水中に含まれることがあります。
  • リスク: 一部の農薬は人体に内分泌撹乱作用を及ぼす可能性があり、長期摂取で健康にリスクがあります。

クロロホルム

  • 役割: 塩素と有機物が反応して生成されるトリハロメタンの一種です。
  • リスク: 発がん性のリスクが指摘されており、胎児や子供に対しても悪影響を及ぼす可能性があります。

総トリハロメタン

  • 役割: 塩素消毒により生成される副生成物の総称。
  • リスク: 発がん性があるとされており、摂取による健康リスクが懸念されています。

テトラクロロエチレン

  • 役割: 主に工業用の溶剤やドライクリーニング溶剤として使用されます。
  • リスク: 肝臓や腎臓に毒性があり、長期的な曝露で発がんリスクが指摘されています。

ブロモジクロロメタン

  • 役割: 塩素と有機物が反応して生成される副生成物。
  • リスク: 発がん性があるとされており、長期的な摂取で健康に影響する可能性があります。

溶解性鉛

  • 役割: 古い鉛製の配管などから水に溶出することがあります。
  • リスク: 神経系や発育に悪影響を及ぼし、特に幼児や胎児への影響が懸念されます。

トリクロロエチレン

  • 役割: 工業用溶剤で、金属部品の脱脂などに使用されます。
  • リスク: 発がん性があり、長期摂取で肝臓や腎臓に悪影響を与える可能性があります。

ジブロモクロロメタン

  • 役割: 塩素消毒の副生成物の一つ。
  • リスク: 発がん性があるとされ、長期摂取により健康リスクが懸念されます。

水銀

  • 役割: 工場からの排水や自然に存在し、微量が水道水に混入することがあります。
  • リスク: 神経毒性があり、特に胎児や小児に対して有害な影響を及ぼすことが懸念されています。

アルミ

  • 役割: 一部の浄水処理で使用されることがあります。
  • リスク: 高濃度の摂取で神経系に影響を与える可能性があるとされています。

  • 役割: 水源や配管から溶出する金属で、主に濁りの原因になります。
  • リスク: 通常は人体に無害ですが、濃度が高いと水に鉄臭や金属味が生じることがあります。

1,1,1-トリクロロエタン

  • 役割: 主に工業用の溶剤として使用されます。
  • リスク: 長期的な摂取で中枢神経系に影響を与えるほか、肝臓や腎臓に負担をかける可能性があります。

シス-1,2-ジクロロエチレンおよびトランス-1,2-ジクロロエチレン

  • 役割: 工業用途で使用される化合物で、土壌汚染源にもなります。
  • リスク: 中枢神経系に影響を及ぼし、長期間摂取することで健康リスクが懸念されます。

ベンゼン

  • 役割: 石油精製や工業排水からの流入で含まれることがあります。
  • リスク: 発がん性が高く、長期的な摂取が健康に深刻な悪影響を与える可能性があります。

陰イオン界面活性剤

  • 役割: 洗剤や工業製品の成分として使用されます。
  • リスク: 水生生物に対して毒性があり、高濃度では水質汚染の原因にもなります。

フェノール類

  • 役割: 工業用途の化学物質。
  • リスク: 摂取で毒性があり、水中で異臭を引き起こすほか、健康リスクが懸念されます。

ジェオスミン

  • 役割: 藻類や微生物が原因で発生する臭気成分。
  • リスク: 不快なカビ臭を引き起こし、水道水の味や風味を損なうことがあります。

四塩化炭素

  • 役割: 工業用溶剤として使用され、土壌や地下水汚染の原因となることがあります。
  • リスク: 発がん性があり、肝臓に毒性があるとされています。


水道水に含まれる有害物質は、国や自治体によって基準が設けられていますが、基準値を超えないレベルであっても、長期的な摂取による健康リスクは完全に解消されているとは言い難いのが現実です。

安全な飲み水を確保するために、住んでいる地域の水質検査結果を確認し、気になる場合は家庭用浄水器を活用することが効果的です。

飲み水の安全性を守るためには、私たち自身が水道水のリスクを正しく理解し、適切な対策を講じることが重要ではないでしょうか?

生きるために。

あなたの身近に「がん」にかかり、「まだ若いのに…」「なんで自分が…」と絶望した人はいませんか?私のまわりにはいます。

同級生、親戚、友人、職場の同僚、職場の先輩、義父・・・

寛解した人、闘病中の人、若くして亡くなってしまった人、様々です。

日本人の死因の3分の1は、がんであり、2人に1人は、がんにかかります。

日本は世界一のがん大国です。

わたしたちの身体は、【食べ物と飲み物】から作られています。 

からだの中の細胞は絶えず入れ替わり、 新しい細胞をつくる材料が【食べ物・飲み物】なのです。

あなたの食べ物もすべて水道水を使用しています。

今水道水を飲んでもすぐ倒れるわけではないので気付けないですが、

長い年月をかけて確実にリスクを負っています。

あなたやその周囲の人が、がん告知を受けてから後悔して欲しくないのです。

もちろん病気の原因が何か、因果関係をすべて明白になんてできません。それでも、

自分の、家族の、子供たちの未来のために、できることをしませんか?

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